MAKUHARI BASE ACADEMY/exon.co.jp

"ビジネスにミリタリーを実装" 気分は晴れのち快晴。千葉県幕張市にある、オトナの秘密基地"MAKUHARI BASE" の士官学校。ちょっと真面目に、すこし洒脱に、小粋な遊び感覚で知的野次馬根性第一主義。

真面目に想いを語る件

CHIBA経営力養成講座がJ-net21に掲載されているとは知らなかった。 昨日で、ウチの会社で受託していた千葉市産業振興財団主催、2015年度CHIBA経営力養成講座が終わりました。年末の忙しい中土曜日全6日間朝から夕方までのヘビーな研修に参加されていた受講生の皆様お疲れさまでした。 この講座は昨年度から国の予算である特定創業者支援事業の一環でおこなわれている研修で、通常この内容を一般の研修会社などで受講すると40万円近くはするはず。それを1万円で受講できるという破格な事業です。 ご興味のある方は、2016年度に実施が決まったらぜひ参加して下さい。 で、タイトルの件。 ウチの会社は20年間の社歴があります。ずっと通信業界(特にケータイ系)とのおつき合いが濃く、全国のお客様の元に伺って色々な研修などをメインに稼がせて貰っているビジネスモデル。 幕張というチョーローカルなところに事務所を構えていますが、判る人には判る日本で最大シェアをもつサービスを20年間提供している、ある面異様な零細企業だったりします。 大きな会社の予算からガバチョとお金をいただいてメシを食ってきました(今でも、そこがメインのビジネスであるのは変わりません)。 商売は金持ちとやる!なんていうと顰蹙ですが、そんな感覚でした。 しかし、2011年3月11日の東日本大震災で変わった人生観。 それまでは、地元とか、地域とか、近所なんてところにビジネスの視点を当てたことがなかったのですが(だって、大企業との付き合いで手一杯だし、儲かっていたので)、震災映る東北の惨状や、地元の混乱。自分たちの生活の場である地域を守るの人たちの献身的な姿。 自分が生きていくという中で、グローバルな視点やナショナルの視点も大事だけど、人間としてリージョナルな視点を持たなくてはならない。今までのナショナルで培ってきたことをリージョナルへ展開して、次の人や街や商売を育てること。これが、これからの鷲のライフワーク! と、コロッと趣旨替えが起きてしまった次第。それほどに東日本大震災インパクトだったということです。 全ての大企業とのナショナルビジネスを捨て去って、地元一辺倒になろうというわけではありません。 やっぱり、うちの強みと特徴は、ナショナルビジネスを徹底的に展開できるグランドデザインをもっていいること。 リージョナルの人たちがちょっと視点を拡げたり視線を上げるだけで違って見える景色。 足下の仕事をするも勿論大事なんですが、違った景色を見て貰えるようなお手伝いをしたいなと。社員数が10名にもならない様な零細企業が、日本一のサービスを20年間継続し、通信業界トップのお客様とがっぷりできるんだってコトです。 みんなが、そんなビジネスモデルを目指す必要はないと思いますが、視点と視野をちょっと変えるだけで何か変化を起こすことができる。 変化の激し世の中で、いちばんのリスクは立ち止まること。外が動いているなら、一緒のスピードで動けば良いだけの話。 ただ、闇雲に動くのはバカヤローのやること。ちゃんと、自分の立ち位置を判った上で、周辺がどうなっているのか、隣の先に何があるかを見るだけで良いんですよ。地平線の先や水平線の向こうを見渡す必要はありません。 そんなお手伝いをするのがうちの会社の地域向けビジネスへの想いです。