【商売に軍事力】戦術の本質P26"奇襲(Surprise)
想定外こそが奇襲の本質である。敵が準備していない時間に、または場所で、あるいは方法で打撃せよ
ライバルが気を抜いたタイミングに、ライバルが手薄なエリアやターゲットに、新しいサービスや新商品をマーケットに投入する。
既存のサービスをわかりきった価格感で、誰もが狙う顧客層にわかりきったセールストークでライバルを上回る業績を上げることはできません。
奇襲は警戒の対極にある原則です。奇襲は敵に精神的ショップを与える主たる要因であり、我が行動に対して敵が敵が対応する準備がない場合に成立する
ライバルが想定外を仕掛けてくることに対して、我々は警戒を常にしていなくてはなりません。しかし、警戒をするだけではライバルを上回るお客様の獲得やリピートを得ることはできません。
ライバルに混乱を与え、お客様を唸らせるためにはつねに、想定外を自分たちから仕掛ける必要があります。
しかし、奇襲が成立するのはライバルが動きが取りにくいタイミング等を狙う必要があります。ライバルとお客様との関係性やサービス提供内容などを調べておくこと。例えば、ライバルが別案件に関わりっぱなしで、営業リソースが薄めのタイミングなどもです。
したがって、奇襲がいつでも掛けられるように仕込みは常にしておく必要があります。
奇襲が成功する要因には、スピード、作戦保全、及び非対称能力が求められる
やるなら一気呵成に。戦力を集中的に投入します。
また、手の内は始まる前には明かさないこと。しかし、情報をあえてリークして疑心悪鬼にさせたり、守備意識に集中させるという時もあります。
そして大事なのは、奇襲は想定外である事。つまり、ライバルが想像できる範囲では精神的なショックも与えることができません。商品サービス内容が斬新である事、価格が破格である事、今までにはないコンセプトの機能が搭載されているなどなど。
非対称というのは「改良」ではなく「新規」もしくは「先祖返り」というのもありです。