【商売に軍事力】名将たちの戦争学P69"目標追求"
目標追求において不動であることが何の成果も生まないのは、歴史が教えていることだ。計画の弾力性と同じように「目標の可動性」は戦いの原則を貫くために必要である。
目標。ビジネスで言えば例えば「売上」「利益」など数値で表せる、チームとして達成を目指すコト。また、「従業員満足」や「顧客満足」などの数値でも表せるが、相対的であったり、観念的であったりするコト。
これをチーム全体として、またメンバー個々人が自分事として追究をすることは、一致団結したベクトルを維持するという意味で徹底しなくてはなりません。
しかし、ビジネスは自分の都合や状況だけで成し遂げられるコトではなく、良いにつけ悪いにつけ外部的な要因に影響をを必ず受けます。
いわゆる想定外があるということです。
想定外の障害。例えば、経済環境の激変なども相当するかもしれません。または、スタッフの怪我や病気による減員でのリソースポテンシャルの急低下もそうかもしれません。
経営が、またはマネージメントがその要因変化に耐えられる計画目標を立てている場合はともかく、ギリギリの人員配置やお客様の予期しない大幅予算削減などなど。
どうしますか? 目標を変更しないでそのまま突っ走りますか?それも経営やマネジメントの判断ですから否定はできません。
しかし、ビジネスは半日で決着したと言われる関ヶ原の戦いではありません。今日だけではなく、明日も続きます。来月にも、来年にも、そしてずっと続きます。
継続するビジネスを目指すのであれば、目標や計画には柔軟性を持たせること。また、修正することを勇気を持って経営やマネジメントが判断決断すること。
目標はクリアできました。しかし、スタッフが疲弊して、退職者続出。または、状況の変化で無理難題な目標設定になった瞬間に、スタッフからの報告に虚偽や言い訳が増えてくる。責任追及ばかりで問題解決に前向きになれないチームになってしまう。
もちろん、目標を一旦立てたらチーム全体で一致団結して達成に全力を注ぎ込まなくてはなりません。しかし、冷静に、見栄を捨てて目標や計画の修正をしなくてビジネスを継続することができない事もあるのです。
チームのリソースを冷静に捉え、外部からの変動要因などを予測し、継続的なモチベーションを維持しながら笑顔の続く営業チームに育てたい経営やマネジメントは
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