モバイル業界の法人営業はどこを目指して欲しいか⑩
前のエントリーは
メタ認知能力の向上が経営参謀人材には大事であると言う話。
メタ認知とはなんぞや
難しい。
平たく言っちゃえば「自分を客観視できるか」「自分をもう一人の自分でマネジメントできるか」こんな風に理解すればよろしい。
のめり込まない能力と言ってもいいでしょうか。思い込まない能力と言っても良いでしょうか。
別な言い方をすれば、現状をヨシとしない、常に他にあるのではないかという、凝視し続けるなか、いきなり俯瞰的な発想ができる、相手に言われたことを「なぜそれを言われたのか」という視点で思考できる。自らに対してクリティカルシンキングであるわけ。
ビジネスの世界で常に求められるあたりまえの話しです。そんな難しい話ではないでしょ? ← まぁ、現実的にはなかなか人間メタ認知は難しいと言うのが現実。刷り込みや感情が先走ります。
で、そのメタ認知能力をどう向上させるかという話しは、いつかしたいとは思うんですが、今回は「経営参謀として求められるメタ認知」って論点で書き進めます。
じゃぁ、まず認知というところで言えば、何らかのこちらへの「刺激」がないと認知はできないのは自明。
その刺激とは何か「Knowledge」「Information」「Intelligence」「Data」「Culture」こんなところ。この刺激量をどれだけ増やすのかというのがまずまず基本としてあるのは理解して下さい。
たくさんの知識を持つこと。
出所の異なる資料を入手できること。
様々な切り口の情報を組み合わせられること。
大量の事実を分析できること。
多様な文化風潮を受け入れられること。
そんななかで具体的に得たい刺激(順不同ひとまとめに)というか、勉強せにゃあかん事は。
① 様々なビジネスモデル(マーケティング含だな)
② 色々な立ち位置の人から発想や視点
③ 世の中の最新テクノロジー
④ 政治と行政の発信する情報の経緯
⑤ 金融税制会計も含めた経済行為の理論
⑦ 歴史的な視点から専門分野知識
⑧ 落語や歴史的な著書から人の機微
⑨ 世間の流行りモノとコト
⑩ インターネットでのビジネス手法
他にもあると思うけど、とりあえずキリの良い10個で。
当然、これに自分の専門分野であるモバイルに関しての色々な知識と情報と裏技があるのは当然のこと。 ← 逆にここしかなくてコンサルタント的な呼称はちゃんちゃらおかしいんだよ。
経営って、とにかく複雑系の極みである。
儲かっている人やうまくいっている経営者は、その結果を「簡単に説明」してくれると思うけど、裏側(社長の暗黙知ね)では滅茶苦茶な複雑な入力をActiveに判断決断しているわけ。ここ大事なところね。ActiveであってPassiveではない。
ここのActive Senseの根源がメタ認知の表れだと思う次第。
ありゃりゃ、また終わらなかった。いかんなぁ。許して下さい。もう少しおつき合い下さい。
例えば、鷲がよくお座敷の前振りとかで使う、一例として3Dプリンターの行方っ早く書きたいんですけどね(^^ゞ
ということで、⑪が来週ということで。