【商売に軍事力】ゲリラの戦争学P15 "平和を望むなら戦争を理解せよ"
もし、両者とも剣と盾の組み合わせに優れた軍人に指揮されている場合は「ク・ドゥイユ(戦局眼)」の優れた将軍が勝つ。それは、人間の動物的闘争本能の鋭敏の側が勝利すると言うことだ。
ライバルと、商品力、営業力、宣伝力、はては資金力もふくめ拮抗している場合。最終的には経営や管理職層の経験に基ずく判断力が強みになってきます。
部下からみたら、なんでそう言う判断するのか意図不明を感じても、なぜかうまくいくようなパターンです。最終的には人間のやることには「勘がいい」「鼻が利く」というのが現実として存在します。
これは、経験の差だけではなく、普段からの情報収集の広さなどが生きてくる分野です。また、小さな頃からの取り巻く環境などでも変わって来ます。
軍事理論は、現代風にいえば理性だけではなく意志や感情、戦いの感性を踏まえた総合的な人間工学と軍事科学技術を知らなければ理解できない。
商売とは、ビジネスモデルやいろいろなフレームワークで設計された事業計画だけではなく、人間の想い、時々に湧き上がる感情などもふくめた複合的混合的な営みであることを理解したチームリーダーが必要だと思います。
英国の戦略理論家リデル・ハートの言葉を借りれば、「君が平和を望むなら、戦争を理解せよ」という逆説にしたがわなければならない。「いかに容易に勝つか(決戦)」を知ろうと思うなら。「いかにしぶとく負けないか(持久戦)」を学ばなければいけない。
ライバルに勝つためにはどうすべきか。利益を上げるためにはどうすべきか。効率を良くするためにはどうすべきか。
目指す姿をイメージすることは大切なことです。しかし、現実として足元を固めることが先に進めるための肝要だったりします。
ライバルに負けないためにはどうしたらいいか?
赤字を出さないためにはどうしたらいいか?
非効率にしないためにはどうしたらいいか?
という、少し警戒的な視点から、現実をみることが長い意味での勝利ではないでしょうか?
利益を出したいなら、赤字の原因を知れってこと。
集客したいなら、閑古鳥の原因から逃げるなってこと。
短期的な成長や利益を望むことも商売として間違いではありません。しかし、継続するためには「負けない」という視点でビジネスモデルや事業計画を考える必要があると思います。
熱で商売をはじめるも正しい。しかし、永遠に続く熱はありえません。また、勘も磨いていないと鈍ってきます。
冷静に、継続する商売やチームを考えたい経営者やチームリーダーは、ぜひ一度弊社のコンサルティングとトレーニングを受けてみませんか?
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