【商売に軍事力】アメリカ海兵隊P194 "存在価値の体化②"
しかし同時に、組織は永遠の価値を追求するのではないだろうか。それは、真・善・美というように普遍性を持つものである。
自分の生み出す価値を状況に合わせて変化させることが大事。時には自分の存在を否定してみて、立脚点を180°違う所から発想することも必要です。自分たちの行っている活動は正しいのか? チームメンバーのお客様との関わり方は他にないのか。
クリティカルシンキングと言われる手法は、表層的な部分だけではなく、自分たちの価値も批判的に捉えてみる必要があると言えます。
しかし同時に、変えてはいけないものもチームには存在します。絶対的に譲れない部分です。
自分たちの目指すべきものは、真のお客様へソリューションを指しているか。
自分たちの判断は、誰にでも何処にでも通じる公正であるか。
自分たちの行動は、どこから見ても、いつみても内省的であるか。
そのような普遍の価値を失えば、その組織が独自の組織として存在をできない価値を存在価値あるいは中核価値(コアバリュー)と呼ぶならば、海兵隊にとってそれは何か。
普遍的価値として真・善・美を基準とした自分たちをどう表現するか。チームとして関わるメンバーがいつでも、どこでも、同じことを繰り返し言える必要があります。
そして、それを繰り返すことで行動に表れ、お客様とだけではなく、取引先などにも理解いただき浸透する。その結果、ようやっと世間との関わりの中で普遍性を持つと言えます。
コアバリューは、ビジネスとしてつき合ってくれるパートナー(外注先さんなど)にも浸透させる必要があります。自社の看板を預ける以上、自社のコアバリューは体現して貰わなくてはいけません。
また、自分の家族にも理解して貰いましょう。ビジネスとファミリーは関係のない話ではありません。生活の基盤でもあり、子育ての鑑でもあります。
自分の会社が、自分のチームが、どんなコアバリューを大事にしているのか、何かあったら最後はそこに立ち戻る覚悟を伝えることが安心感と信頼感をつくります。そして、みなさんのビジネスに対しての尊厳を感じ、尊敬の念を持ってくれるはずです。
自分たちのコアバリューは何か? メンバーみんなで同じことが言えますか?
会社に経営理念がある様に、チームにみんなで体現するコアバリュー考えませんか? 自分たちの使命の中で体現すべき真・善・美を真面目に考えてみませんか?
一度、自分たちで最後に立ち戻る部分を考えてみたいと思いませんか? そんな、議論をすると話しは進まないし、堂々巡りになるし、難しい話しになる。最後には辛い状況にもなりかねない。
そんな時には、遠慮無く
にお声がけください。
楽しく、前向きに、朗らかに、厳しく一緒にみなさんの心の内から共通なコアバリューを引き出してあげることができます。