MAKUHARI BASE ACADEMY/exon.co.jp

"ビジネスにミリタリーを実装" 気分は晴れのち快晴。千葉県幕張市にある、オトナの秘密基地"MAKUHARI BASE" の士官学校。ちょっと真面目に、すこし洒脱に、小粋な遊び感覚で知的野次馬根性第一主義。

本気でヤバイと感じる

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規律絶対派のドイツが想定外の対応。これはかなり世界経済にインパクトのある話し。

 

EU経済の要のドイツが崩壊したらヨーロッパ秩序はなくなる。ドイツ銀行の破綻懸念を言われるドイツの信用確保をメルケル首相は絶妙のタイミングで行ったと思う。

 

世界中で実業への金融支援を国家総出行っているので、当面供給サイドの不安心理は和らぐ。日本ももう一段の事業者保護に踏み込んで欲しい、頑張ってはいると思うが。

 

それにしても今回は、金融バブルからの崩壊ではなく実需の崩壊だから始末に悪い。

 

間違いなくリーマンを上回る経済の毀損が始まると覚悟すべしだろうなぁ。

 

サウジアラビアとロシアが石油戦争はじめて、アメリカのEnergy Innovationであったシェールオイルが壊されるとアメリカも絶対に黙ってはいない。

 

中国が、COVID-19騒ぎから人道を無視した方法とかで抜け出したら、本当にやばい戦争気運。

【商売に軍事力】2019年元旦の日経トップ記事から何を洞察するか②

先日書いた記事が

 

mba.hatenablog.jp

洞察力はテクノロジーの行方からという話。

 

さて、そのテクノロジー。日経元旦トップ記事は

 

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人類は全てを生み出す根本である脳を作り出すテクノロジーを手に入れたという話。

 

今までのテクノロジーの進化は、素材や機械、通信手段など。そして一定の環境下における各種反応。遺伝子を操作することもできる様になったことで、人間の生死を操作できるところまでも来ています。

 

そしてAIによって、知能も人間以外が多くを担うようになってくる。そのうえ、人間と同じ脳を作れるようになったらどうなるか。

 

20世紀までは、技術の発達でメリットも沢山あったが、その反面の破壊も沢山ありました。

 

最たるところでは、地球温暖化での地球環境の破壊。原子力爆弾での確実な人類の消滅可能性。

 

私は20世紀と言う時代は、技術の享受から破壊の世紀だったのではないかと感じています。

 

21世紀は、その反省から技術への反省。反省の技術の時代かと考えていました。

 

しかし、今回の日経記事を読んで感じたことは。

 

人間に覚悟を突きつける時代が来たなと、捉え方を変えることになりました。

 

今までは、人間の力を増幅する手段や、感覚器官(視覚や聴覚など)の延長線上に技術があったと思いますが、21世紀の中盤から後半は、AIも含め間違いなく人間の存在価値である「思考」が技術で生み出されるということです。

 

本当の意味での人間の代わりが出てきてしまう。

 

人間の存在価値とか意義とかいう以前に、存在そのものの必要性を問われる時代が来る可能性があると言うことです。

 

あなたは生きている必要性がありますか?と問われてくる時代かもしれません。

 

私は、21世紀は技術から問われる「覚悟の時代」という気がしています。

 

だからどうなの?って話ではなく、これからの時代をどう見通して、どういう物差しで見比べていくのか。

 

物差しなしで、どうやって時代を読むのかって話。

 

洞察力は、情報を沢山集めるだけではなく、情報をどう並び替えるのかではなく、情報にあてる物差しをどう持つか。

 

もちろん、自分で作る物差しは、誤差が大きい。

 

誤差のある物差しは役に立たない。

 

なので、精度の高い物差しをどう作るかが肝心要。

 

そのために、歴史を読み、人と会い、色々と出かけて見聞きして、あらゆる情報に触れ、そしてたくさんの物差しを試作し、他人の物差しと摺り合わせる。

【商売に軍事力】2019年元旦の日経トップ記事から何を洞察するか①

明けましておめでとうございます。すっかりご無沙汰の【商売に軍事力】ブログです。

今年は少し気を取り直して更新を頑張ります。

さて、

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以前にも書いていますが、洞察力がこれからの時代は求められる。モノゴトの解決力も大事ですが、その前にモノゴトの本質を見抜くチカラ。

 

全てのモノやコトが複雑に絡み合う時代。

 

目の前に出てきている事象を解決する。その奥にある潜在的な欲求を満たす。単純な世界では、これでビジネスはなり立っていました。

 

しかし、これからの時代が単純化の方向に行くとは考えづらい。間違いなく複雑化する方向性に進むはず。

 

原爆が落とされる前の時代までは、本当の意味での殲滅戦はなかったが、原子力爆弾によって本質的な殲滅が見えた。

 

民族とか国の消滅ではなく、人類の消滅が見えた。その結果、国と国の関係はより複雑になっている。

 

民族感情なども間違いなく絡む。宗教感覚も背景にはある。つき合えばつき合うほど人類は複雑に絡み合い心の底に何かを持ちながら笑顔を作らないとならない。

 

笑顔は、飯が食えてこそ。

 

平和を希求する行為が、経済の強固な関係性に向かい、広域のEPA締結に走っている。これは、経済的な結びつきを強化する事で争えない関係性を作ろうというはなし。

 

しかし、その反面では、テクノロジーは各国の最重要戦略として、どんどんと囲い込みが進み、技術の進化は留まるところはない。

 

経済的な絶対的優位性を作るのは、革新的な技術を持った国が主導権を持つ。ここが、新たな戦い。

 

主導権が変わると言うことは、お金の流れが変わると言うこと。

 

お金の流れが変わると言うことは、ビジネスチャンスが生まれるということ。

 

どっちの方向に、世の中が向こうとするのかテクノロジーの行方から考える。

 

洞察力の第一歩。

 

なんで、いつも日経新聞の正月のトップ記事を読め。数年記憶しろと言っているか。

 

流れがどこに向かっているのかを感じるだけでも、自分の商売の行方が見えるのかもしれない。

 

なぜ、このブログが知的野次馬根性第一主義を標榜するかはここにある。

 

専門家でもない人間がどうやって流れの端っこだけでも感じるのかは、野次馬根性で首を突っ込む精神があるかどうか。

 

好奇心なんてきれい事ではなくていい。

 

首を突っ込んでみる行動。興味の無い記事にも首を突っ込む。これも行動。

 

で、日経をどう読んだかは、②に続く(松が明ける前に書きます)。