【商売に軍事力】戦術の本質P20 "機動(Maneuver)"
形而上下のあらゆる戦闘力を決勝点に指向せよ
具体的な顧客に対しての営業活動だけではなく、広告宣伝やイメージ戦略などの抽象的な活動も含め、組織やチームのベクトルを大胆に揃える。
戦闘力を柔軟に運用して、敵を不利な立場におけ
相手の出方に合わせ、相手の出方を予想し、ライバル会社に先行することでお客様との関係性を優位につくる。
米陸軍は戦闘力を「作戦展開した部隊が、任務達成に必要とされる期間、いかなる状態にも対応できる破壊力、建設力、情報力を統合した総合力」と定義している
案件を成約に結びつける期間、お客様からの要望やライバルの動きに素早く対応できるチームを率い、製品やサービスの価値が優位にあること。実際のサービスを納期に間に合わせるなどのクオリティマネジメント、お客様や社内の関係者、パートナーとの連絡体制の強固なことがビジネスを成功につなげる力。
効果的な機動は戦闘力を集中し、あるいは分散する事により敵に素早く対応できないような新たな問題や脅威に直面させてバランスを崩す
ライバルも、こちらの動きを読んで先回りしようとする。その動きに合わせて、お客様の担当者などに正面から営業をしたり、場合によってはトップを同行するパワーバランスでの営業をするなどで、つねにライバルだけではなくお客様にも揺さぶりをかけることで、局面の主導権をとりつづける。
機動は柔軟な思考、柔軟な計画および柔軟な作戦を要求する
計画を立てる、その計画を後生大事に守るのではなく、その状況に合わせて柔軟に変更も行うこと。チームの編成や予算の組み替えなども行う。決められた計画を守れないことを反省するのではなく、そのゴールに到達できないことを悔いないようにするのが大事。
日本人のメンタリティには、武士道精神がどこかあるような気がします。正面から正々堂々と行うことの潔さを大事にすること。
しかし、商売として正々堂々と正面から成功法だけで勝てる保障はありません。もちろん、公序良俗やコンプライアンスに反することではなく、自分のやり方を疑ってゴールに1番に飛び込むためには、発想も、そして精神性も柔軟にもち行動する(Maneuver)。
チームの凝り固まった発想や、計画の硬直性に問題を感じ、新しい営業チームの発想と行動にシフトしたい会社さんは
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