【商売に軍事力】アメリカ海兵隊P199 "自己革新組織"
水陸両用作戦の構成概念を更に進化させるとともに、V/STOLという新たな概念を取り込みながら、即応部隊と言う概念からさまざまな下位概念を生み出し、それの結晶化をを行ってきた。
過去の状況、外部環境、自分達のリソースなどから、新しい営業スタイルやツールを生み出すことが必要です。
自分達の目指すべきビジョンを行動に照らし、内外に知らしめる旗印としてのコンセプトができあがり、それに即した営業体制やサービスラインナップができてきます。
組織の自己革新は、このように概念による革新的変化(Revolution)とその概念が実現され改善される斬新的変化(Evolution)の繰り返しというスパイラルパターンを描くのである。
この変化を常に繰り返していくことを少しづつでも続けていくこと。変化していないように見えると批判されたとしても、愚直に変化をさせ続ける意志をもっていることがひつようなのです。
まず、どう在りたいか。そして、そのあとに、どう成りたいか。形を変えることは一足飛びにはできませんが、人間の意識や目指すべき姿をガラッと変えることはできます。
一気に変えることと、少しずつ変化させることの順番を間違ってはいけません。チームはメンバーが一致団結してこそです。しかし、リーダーは強い決意をもっていること。そして、メンバーをつなぎ止めて引っ張って行く義務があるのです。
ここで注意しておきたいのは、組織の自己革新にとって結晶化のもつ本質的な危険性である~~いったんできあがったものを壊すことは個人的にも組織的にも極めて困難である。つまり結晶化は、常に組織の硬直化の危険性をはらんでいるのである。
形が変わって、その形がうまくいくと人間は安心をして、それが正解と認識をします。
大事な事は、いまの段階ではそれが正解であるという認識を少なくともリーダーは持ち続けること。常に次の正解を求められ、今の正解が通用しなくなるという危機感が大事だということです。
永遠の正解はそうそうありません。日常の中にどっぷり埋まることなく、つねに客観的な位置から自分と自分たちを見ていること。そして、変化を常に生み出す空気と場を持てるかどうかが大事だということです。